カテゴリー: 趣味

  • ライブラリーの改定 人生年表作成システム

    以前に作成した人生年表作成システムですが、今度は、結婚記念日と法要の情報を追加できるようにしました。
    長期間の経過を聴取することが必要な訴訟類型において、事前に作成しておくと聞き取りの際の記憶喚起がしやすいと思います。

    初期の選択肢は500年分ありますが、正確な日数計算ができるのは、明治5年のグレゴリオ暦採用後に限ります。それより古い時代の日付については、新暦・旧暦で日差があるため、旧暦日付を新暦応答日に変換してから入力しないと、不正確になりますので、あくまでも目安としてお考えください。

    よろしければお試しください。

    ライフイベント表作成ページへのリンクはこちら

  • 建設労働者石綿被害調査票作成システムの試作

    リンクはこちらです。
    「ライブラリ」のリンクからも入れます。

    ただいま、日本各地で、建設労働者の方々が石綿(アスベスト)含有建材の取り扱いによって、肺がん、中皮腫等の健康被害を受けたことに関して、裁判が起こっています。

    国のまとめた石綿(アスベスト)含有建材データベースが公表されていますが、このたび、裁判用資料の作成に準拠して、期間と業種によって検索できるプログラムを作ってみました。

    生まれた年を入力して、働いた期間と、その間の仕事の概要をチェックすると、どのような種類の建材を扱った可能性があるかがわかります。
    いろいろなパラメータを変化させて検索すると、労働時期や経験によって、石綿への接触可能性がけっこう違ってくることが理解できると思います。

    一度お試しください。

  • デジタル情報の保存について

     個人が死亡した場合のデジタル遺産承継や、過去の事実立証のための証拠資料としての保存について考えていて、デジタル情報の保存の現状が気になった。調べてみたら、次のようなデータを見つけた。
     CA1683 – 光/磁気ディスク、フラッシュメモリの劣化と寿命 / 大島茂樹
     ブルーレイへの言及はないが、ほかの資料によれば記録層の保護の弱さが問題視されているようだ。
     ちなみに、一般ユーザーにとって、デジタルデータの場合には、媒体の寿命よりも読み取り機器の寿命のほうが先に来ることのほうが影響は大きい。人間の目が読み取り機器である非デジタルデータにしても、現状よく使われている木質パルプ紙は劣化しやすく、比較的長期保存性があるマイクロフィルムでも1000年は持たないらしい。
     もしも、1000年後の発見を目的とする文書であれば、「上質な和紙に墨書き」というのがもっとも適した記録手段だろう。石碑という最終手段もあるが・・・。
     弁護士業務上必要な範囲では、従来、せいぜい10年から20年の保存ができればよかった。しかし、最近のアスベスト問題関連の訴訟や、今後想定されるニューテクノロジー関連の健康被害事件の訴訟では、数十年前の資料が必要になったりするので、情報の長期保存は、重要な問題である。
     デジタルデータは改変の痕跡を残さないことが可能という問題もあるが、これはなんらかの外部的な認証方法を加えざるを得ないだろう。
     当面は、既存情報はこまめに、信頼性のあるメディアに固定しておくことが現状での現実的対処かもしれない。