生き様をかいま見るとき

この仕事をしていると,いろいろな人にお会いする。

今日は,市内のOさん宅を訪問した。長年の労働環境で肺を患い,酸素吸入器が欠かせず,外出時にはボンベを背負わなければならない。事務所までお越し頂くことが事実上大変難しいので,打合せのために出向いていった。

思うように体が動かないしんどさ。妻との別れ,息子らの造反,普通の人なら到底正気でいないようなシリアスな状況である。
それでも,Oさんは,相談できる兄弟があり,かろうじてでも命があることを感謝し,一人暮らしの今の状態がいままででいちばん楽しいんだと話す。これまで家族を支えるために艱難辛苦を乗り越えて来られたのだろう。

腰の低さ,それでいて芯の強さ。これまで出会った依頼者の中でも群を抜く人格が語り口や目線に現れている。やはり,一人で大きな商売をやってきた方は,「骨」の造りが違うと感じた。

この件は,まだ当面解決には至らないが,このような依頼者のお役に立てること,そして,その人格の一端に触れて感化されること,この仕事をしていて,幸福を感じる瞬間である。

私もOさんのように,強くそして優しくなれるよう,これからも精進していきたい。

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