インターネットの広告宣伝媒体としての効用

最近,インターネット上で私のWebサイトを見たというお客様からの問い合わせが引き続いた。

あまり更新もしていないし,リンクも張られていないので,非常に目立ちにくいサイトであるにもかかわらず,非常に真摯なお問い合わせを頂くことに,正直言って,驚きを感じている。

かつては,いや,いまでもなお,弁護士一般にいえることだが,一見のお客さんは歓迎されない。これは,弁護士が他人の権利義務に直接介入する職業であることから,交渉相手や関係者への影響が非常に大きいために,信頼関係のない相手方からの依頼そのものが何かしらの悪意を持って行われる可能性がなくはないためである。

たとえば,悪意を持った者は,利害関係を隠した上で依頼し,弁護士が利益相反に追い込まれるように誘導したり,弁護士の回答を勝手に解釈して不法請求の根拠に吹聴したりするなどして,弁護士がもっとも大切にしている社会からの信頼を容易に破壊してしまうことがありうるからである。

しかし,最近私が経験しているのは,信頼ある紹介者を介した取引にも匹敵する良質な依頼者からの問い合わせである。考えてみれば,市役所等で開催される市民法律相談もその窓口にたまたまアクセスした者の相談であって,決して悪意ある依頼者ばかりでないのだから,窓口がたまたま私のWebサイトであったからといって,悪意があるとはなから決めてかかるのは間違いなのであろう。

私のような小規模なブティック経営を目指す弁護士事務所にとっては,今後,Webサイトが有用な広告宣伝材料になるだろう。そのときが来るまでに,さらにサイトの内容(ひいては,私自身の専門性)を磨いていきたい。

コメントを残す