事務所タイトルバナー

Day: December 1, 2016

  • VAIO13 ファンの異音 修理 のこと

    昨日から突如ファンの異音が発生。3年補償も切れているので、自力で修理を試みる。 まずは分解方法をGoogle先生に尋ねる。「VAIO13 ファン 異音 分解」から、こちらのサイトに飛んで学ぶ。 ありがとう中の人。 いざ、チャレンジ! ふたを開けるときの道具 細いラジオペンチ、精密マイナスドライバ、精密プラスドライバ ねじをなくさないための磁石、取り付けゴムの再貼り付け用両面テープ、潤滑油(CRC556フッ素入り) 手順 注意:当然のことながら、電源コードは外し、不用意に基盤に力をかけないようにし、できればバッテリーも取り外し、あらかじめ静電気を逃がして、できればアースもする。このあたりのことがわかっていない方は、分解作業に着手すべきでない。 1 参考サイトを見ながら底板を外す。 ねじ・ゴム・ふたはなくさないようにキープ。 長いゴムシールはテープがついたままきれいに外れるので、粘着力を落とさないように接着面を上にして、安全地帯に置く。 電源プラグ側に小さいプラスチックの部品(導光チップ)があり、なくしやすいので、注意する。この部品のセットは本体ではなくふた側にすればよい。 2 ファンを取り外す。 黒い保護テープをはがして、ファンのコネクタを外す。周りの配線を傷つけないように注意する。 シルバーの留め具のねじ4か所を外し、上に曲げすぎないようにしながら、ファン部分をゆっくり上のほうへ引き出す。 このとき、ヒートシンクまで外す必要はない。 3 ファンを分解 ファンの羽部分を傷つけないように、かるくしっかりつまんで真上に引き上げてファン部分を取り外す。 コイルの土台と、ファンの羽が分離されるので、土台側の軸受けに潤滑油を入れる。  油の入れすぎは埃の付着原因になるので、直に噴射せず、ドライバーの先に噴射して、ごく少量を軸受け内部に付ける。 コイルの線を切らないように注意する。 ファンの内側(フェライト磁石がつけてある部分)に埃がたまっているので、それをきれいにする。 *この埃とコイル土台の干渉がファンの回転ブレの理由とみられる。 4 ファンを戻してコネクタをつなぐ 配線をかまないように注意。 5 底板を戻す。 USBポート側からかぶせて、イヤホンジャックの穴を収め、そのあと、ヒンジ側から押さえていく。 外したねじを戻して、底板を固定する。 ゴムのカバーを元に戻す。両面テープは再利用もできるが、はがれやすくなっているので、はりなおすのがベター。 6 完了・テスト 動画をいくつか起動させて負荷をかけ、ファンを回してみる。 異音が消えていれば成功! ちなみに、いくら高回転とはいえ、メタルの軸受けが5年くらいで摩耗偏心するわけがないと思う。 埃によるフラッターが原因とみてよいだろう。 上記の手順でも異音が治まらないときは、固定テープや配線がファンに干渉しているか、もしくはファンの故障である。 故障のときはこちらを参考に、適当な品で入れ替えるしかないだろう。 (先にこちらを見てしまって、意外な高額さに、自力修復を決めたものです・・・)。